玄関からできる寒さ対策

ここでは、豊栄建設(札幌市)監修のもと、玄関が寒い理由や玄関の寒さ対策について詳しく解説しています。

多くの方が体感している通り、なぜか玄関は寒いものです。玄関が寒くなる理由を理解すれば、おのずと適切な対策が見えてくるでしょう。

玄関は寒くなりやすい

玄関が寒くなりやすい主な理由は2つあります。

1つ目の理由は、玄関ドアの素材です。一般に日本の住宅の玄関ドアには、アルミやステンレスなどの金属製のドアが採用されています。外の冷たい空気に金属製のドアが晒されれば、ドアは屋内側も冷たくなるもの。冷たくて大きなドアがある玄関が寒くなることは、当然とも言えるでしょう。

2つ目の理由は、玄関ドアからの隙間風です。よく見てみると分かりますが、玄関ドアには細い隙間があります。この隙間から外の冷気が常に屋内へ入りこんでいるため、冬場の玄関はまるで外のような寒さに包まれます。

隙間風は他の部屋にも影響する

玄関ドアの隙間風による寒さは、リビングやキッチンなど、玄関に隣接した別の部屋をも寒くします。

日本では、シックハウス症候群への対策として24時間の換気が義務付けられていますが、この対策の一つが、室内のドアの上下に見られる各1cm程度の隙間。この隙間から玄関の冷気が隣接する室内へと流れ込むため、別の部屋をも寒くしてしまう、という理屈です。結果、リビングがなかなか暖まらず、光熱費がかさんでしまうという世帯もあるのではないでしょうか。

隙間風をふさぎたい寒さ対策

玄関ドアの隙間風が屋内の寒さの一因ということは、逆に言えば、玄関ドアの隙間風さえさえ塞げば屋内が暖まりやすくなり、光熱費の節約にもつながるということです。簡単にできる玄関ドアの隙間風対策をご紹介します。

隙間テープで塞ぐ

今日にでもすぐにできる隙間風対策が、玄関のドアの枠に沿って隙間テープを貼ることです。

隙間テープとは、両面テープが付けられたスポンジ状の細長いテープのこと。ホームセンターなどで、グレーの隙間テープを見たことがある方も多いのではないでしょうか。玄関ドアに近い色の隙間テープを購入すれば、さほど違和感なく玄関になじみます。

なお、隙間テープは簡単にできる隙間風対策である一方、十分に外の冷気を遮断できるわけではない点にご注意ください。特に札幌などの寒冷地では、隙間テープを貼るだけの対策では不十分。断熱カーテンを取り付けたり、ドアそのものの素材や設計を検討しなおすなど、何らかの本格的な対策が必要です。

注文住宅を建てる際には、玄関ドアの寒さ対策をプロの工務店に相談してみるようおすすめします。

 玄関は屋内の寒さの盲点!事前にしっかりとプロに相談を

いかに高性能な断熱材を壁の中に入れたとしても、玄関からの冷気をしっかりと遮断しないことには、屋内は十分に暖まりません。玄関は屋内の寒さの盲点となる場所なので、快適な生活を維持していくためにも、事前にプロにしっかりと相談するようにしましょう。

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