寒さ対策には給湯器交換がポイント

給湯器は寒い北海道で快適に過ごすためには重要な設備です。新築の場合には当分は心配ないかもしれませんが、万が一給湯器のトラブルが起こってから対応しようとすると遅い場合もあります。
特に寒さが厳しい北海道では給湯器の故障によって生活する上で大きな支障が出てくるケースもありますので、給湯器交換についてはあらかじめポイントを押さえておきましょう。

給湯器交換で押さえておきたいポイント

給湯器交換を検討する際に押さえておきたいポイントはさまざまあります。ここでは、給湯器の交換に関係する「給湯器の交換価格」「サイズや給湯器、コスト、メーカー」「耐用年数と交換のタイミング」「給湯器の異常」といった4つの点についてまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。

給湯器の交換価格

給湯器を交換する際の費用はメーカーや給湯器の容量などによって異なりますが、目安は「およそ20〜30万円」とされています。この料金の内訳は、「給湯器本体の価格」「付属品の価格」「取付に必要な価格」といったように大きく3種類に分かれています。さまざまな給湯器を比較して、予算に合うものを選ぶと良いでしょう。

給湯器を選ぶ時のポイント

新しい給湯器を選ぶ場合には、下記の4つのポイントに注目して選ぶのがおすすめです。

  • サイズ(号数):

    サイズ(号数が)大きいほど1回に沸かせるお湯の量が多くなります。寒冷地では大きめサイズがおすすめですが、「何人家族か」「どれくらいの量を使うか」といった点を考えながら選びましょう

  • 給湯器の機能:

    まとめてお湯を沸かして溜めておく「貯湯式」と使いたい時に沸かす「瞬間式」があります。節約効果や必要な設置場所の面積などが異なります

  • コスト(燃費):

    給湯器の燃料はガス・電気・石油があります。寒冷地では石油を燃料として使う給湯器が活躍しています。ガスと電気を用途別に選べるハイブリッド式の給湯器もあります

  • 給湯器のメーカー:

    さまざまなメーカーがあるため、自分の好みのメーカーを探しましょう

給湯器を選ぶ際にはさまざまな点を比較しながら、自分の家に合ったものを選んで下さい。

給湯器の耐用年数と交換のタイミング

給湯器は壊れてしまってから交換するということになりますと、お湯が使えず不便な期間が出てきますし、すぐに交換できるとは限りません。真冬の時期に交換まで間が空いてしまい、給湯器が使えない期間が出てくると生活に大きな支障が出てくるケースもあるため、耐用年数について意識しておきましょう。
給湯器の耐用年数は「10年〜15年」とされていますが、使用状況などにより変わってきます。そのため使用年数が10年を超えて調子が悪いかなと感じ始めたら、給湯器の交換を検討するタイミングと考えることをおすすめします。

給湯器の異常の種類と原因

耐用年数までまだ間があったとしても、異常が見られる場合には交換が必要な場合もあります。例えば下記のような場合には修理または交換を検討しましょう。また、異常が見られる場合には使用をストップして、メーカーや販売事業者に連絡することも大切です。

  • 異音がする:

    中で不完全燃焼を起こしているおそれ

  • 給湯器の本体が変形している:

    内部で水漏れやガス漏れ、異常着火、腐食のおそれ

  • 給湯器からの水漏れ:

    配管に亀裂ができている、熱交換器などからの水漏れなどのおそれ

  • 使用中に異臭がする:

    ガス漏れや不完全燃焼のおそれ

  • お湯が出ない:

    ボイラーが経年劣化により機能低下を起こしている

  • 給湯器から煙が出る:

    不完全燃焼が起きている。特に黒い煙は危険

まとめ

寒冷地の冬も快適に過ごすためには、給湯器を適切なタイミングで交換することも大切です。また不具合が出た場合などはすぐに然るべきところに連絡する、という点も給湯器を使う上では覚えておくべき部分といえます。
このように給湯器はいつトラブルが発生するかわかりませんが、給湯器の業者については注文住宅を建てた会社で紹介してくれることもあります。このようなケースであれば相談する先もはっきりしているため、何かあった場合にもすぐに連絡ができます。寒い冬も快適に過ごしたいものです。給湯器に関する相談にも乗ってくれる建設会社で家を建てるのはおすすめといえるでしょう。